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成功の裏にはグロースハッカーが存在?

growth

先日、久々にS-C-A主催のクリエイターズ勉強会を行ったのだが
そのライトニングトークで最後の方に話が出た「グロースハッカー」。
何とフェイスブック、ツイッター、ドロップボックス、インスタグラム、ピンタレストなど成功しているWEBサービスの影には「グロースハッカー」と呼ばれる人たちがいるらしいのだ。
一体「グロースハッカー」とは何者なんだ?やたら気になるので早速本屋に行って「グロースハッカー」に関する書籍を探した。結局1冊しか見つからなかったが、とりあえずおさえておきたい書籍だったので迷わず購入した。「グロースハッカー」何となくカッコイイ名前だが、きっと他人の知識や成功を裏から利用するマーケターに違いない。そう思っていたのだが本を読んでみると、ユーザーからのフィードバックやユーザーパターンを分析してイテレーション(短いサイクルで改善)を何度も行い成長させていく手法のようだ。地味で根気がいる上に即効性が大事。従来の多額の宣伝費を使ったマーケティングではなく、むしろ伝統的なマーケティングを放棄し、検証・追跡・測定が可能なものだけを使う。例えばメールやPPC、ブログ、プラットフォームAPI。さらには、グロースハックのマインドセットは製品の開発・設計フェーズからはじまる。そして、彼らはひたすらユーザーと成長とを追跡する。そして、戦略が当たればユーザーがユーザーを引き込む連鎖反応が生まれるというわけだ。どちらかと言うとエンジニアが得意とする所だ。

さて、思えば10年ぐらい前に「QUICK CART」というカートシステムを作って世に出した。あの当時、Flashという技術がウェブサイトに変革をもたらしていた。せっかくなのでFlashで誰でも簡単に設置ができて、画面遷移させない革新的なUIのカートシステムを私たちは開発した。その当時、Flashの新たな使い方(RIA)という事で注目をあび、マクロメディアのサイトでも大々的に紹介をしていただいた。無料版と有料版を準備し、無料版はカートに商品が入っていない場合に広告カバーが表示され、有料版はこのカバーを消したり、違う画像に差し替える事が可能で機能はほぼ同じとした。無料版のお陰で多くの人にダウンロードされ、ブログや書籍などで紹介や評価されて広まりはじめた。ここまではグロースハッカー的に広告費をかけずにユーザーの口コミなどでマーケティングを行ったと言えそうだ。
ただ、私たちはユーザーからのフィードバックを受けず、完成されたプロダクトとして開発をやめてしまった。もし、グロースハッカーの概念をもとに常にユーザーからの声を拾いイテレーションし、それらをプロダクトに組み込み成長し続けていれば、また大きく展開が変わっていたかもしれない。と言っても分析する作業や常にプロダクトを進化させることも莫大なコストがかかるわけだが・・・。
さて、このグロースハックだが仮にドロップボックスで効果をあげた手法が他のサービスで効果をあげるとは限らない。ユーザーも違うしユーザーに求められている事も違う。タイミングも違う。
大事なことは、自分たちのサービスの現在の利用者、将来の利用者が、自分たちに何を求めているのか正しく理解して、施策をくりかえし、実施をしていくこと。(しかも何度も何度も)グロースハッカーで大事な事はマインドセット。他社で効果があった具体的な手法を、そのまま取り入れるのではなく、どうやってその手法に至ったのかという過程を学び、それを自分たちの状況におきかえて応用すること。

少なくとも「グロースハッカー」はここ数年で様々な企業に必要とされるだろう。最近では「グロースハッカー募集」という求人を出している企業もあるそうだ。興味のある方は是非読んで欲しい。何かヒントが見つかるかもしれない。

最後に、この本を読んでウェブ制作だけにとどまらずマーケティングまでしっかり面倒が見れる会社にならなければいけないと思った。

2014/05/14 Posted in 仕事関係 by AT (この記事は投稿から4年が経過しています)

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