MicrosoftがIE9β版を公開

米Microsoftは9月15日、Internet Explorer(IE)9のβ版を公開しました。33の言語で利用できるようです。このバージョンでは、ようやくHTML5、CSS3のサポートがされています。また新しいJavaScriptエンジン「Chakra」を備えWindows 7と連係するようですね。ハードウェアアクセラレーションを使って、グラフィックスとテキストのレンダリングをCPUではなくGPUで行うことで高速化を図っているとの事です。ユーザーインタフェースもシンプルになっておりフレーム部分の透明感が中々いい感じです。ボタンやツールバーの配置もシンプルになっており、Webページの表示領域を縦方向になるべく広くするよう工夫されています。 インストール後のデフォルト状態ではアドレスバーのみでタイトルバーにサイト名やステータスバーも表示されないようです。IE8まではユーザーが入力可能なボックスが、アドレスバーと検索ボックスの2つありましたが、IE9ベータ版ではアドレスバーだけになっています。これはアドレスバー自体に検索ボックスの機能も兼ねていて、キーワードを入力して検索できるようにもなっています。さらに入力した検索キーワードに対するサジェスチョン(検索キーワードを推測する)も機能しています。初期状態ではマイクロソフトの検索サービス「bing」と連携していますが、ほかの検索サービスも利用できるそうです。 もちろんツールバーやステータスバーを表示させることが可能です。Webサイトの拡大・縮小機能もIE8同様に右クリックで行えます。
Windows 7と連係では、Windows 7のタスクバーにお気に入りサイトを直接登録できる「Pinned Sites」機能を備えています。また、Windows 7には、ウインドウのタイトルバーをデスクトップの左右両端にドラッグすると、ウインドウがデスクトップのちょうど半分のサイズに自動調整される「Aeroスナップ機能」がありますが、同じように、IE9では複数のタブを開いているときにそのタブをデスクトップの両端にドラッグすると、そのタブを表示したIE9のウインドウをデスクトップのちょうど半分のサイズに自動調整して表示してくれます。2つのWebサイトを見比べるときに便利な機能です。
ファビコンもしっかり表示され、ホームボタンとして機能するため今後はファビコンのデザインも気にしなくてはいけなくなるでしょう。
今回のバージョンでは大幅にスピードアップを果たしているのが特徴ですが、起動時間は体感で分かるぐらいIE8より速くなっているそうです。描画時間もIE8よりレスポンスが良く、快適さは確実に向上しているとの事なので、試す価値はありそうです。ただβ版という事なのでインストールと利用は自己責任となります。ちなみに新しいロゴはIE7および8で使われていたものと似ていますが、軽さを出すために「e」の字の線をやや細くし、色遣いをWindows 7に合わせているそうです。
